厚生労働省から、令和3年「雇用動向調査」の結果の概要が公表されました(令和4年8月31日公表)。
この調査は、5人以上の常用労働者を雇用する事業所を対象として、上半期と下半期の年2回実施されており、今回の結果は、令和3年に実施された2回の調査結果を合算し年計として取りまとめたものです。
調査結果のポイントは、次のとおりです。
・入職率→14.0%(前年と比べて0.1ポイント上昇)
・離職率→13.9%(前年と比べて0.3ポイント低下)
・入職超過率→0.1ポイント(入職超過)
・一般労働者→入職率10.9%/離職率11.1%
(前年と比べて入職率0.2ポイント上昇、離職率0.4ポイント上昇)
・パートタイム労働者→入職率22.0%/離職率21.3%
(前年と比べて入職率0.2ポイント低下、離職率2.0ポイント低下)
・生活関連サービス業、娯楽業→入職率28.6%/離職率22.3%(入職超過)
(前年と比べて入職率12.8ポイント上昇、離職率3.9ポイント上昇)
・宿泊業、飲食サービス業→入職率23.8%/離職率25.6%(離職超過)
(前年と比べて入職率2.5ポイント低下、離職率1.3ポイント低下)
全体で見た場合、2年ぶりに入職超過となりました。
この結果について、「新型コロナの影響を受けていた労働市場が動き始めたため」などと分析されているようです。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<令和3年雇用動向調査結果の概要(厚労省)>
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/22-2/index.html